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スタジオレイナパークコラム

産後女性の疲労を徹底調査!育児に必要な体力、ありますか?

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2017年04月12日産後ケア豆知識

産後女性の疲労を徹底調査!育児に必要な体力、ありますか?

 

妊娠・出産には体力が必要ですが、その後の育児にはそれ以上の途方もない体力が求められます。

 

特に授乳期は、夜中に何度も赤ちゃんが起きてしまうことから眠りが浅くなり、泣き止まない赤ちゃんの寝かしつけに数時間ずっと抱っこで過ごす夜も決して珍しいことではありません。1歳以降になれば、大きくなった我が子を抱っこして買い物に行く等、何気ないひとつひとつの行為に苦労が伴います。

 

寝付く直前まで100%のパワーで遊び尽くす子どもの相手をしながら、家事も仕事もやりきる毎日には、やはり体力が不可欠です

 

産後女性は疲れている?

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産後女性を対象とした実態調査によれば、8割以上の母親が「疲れを感じている」と回答しており、産後に自覚している一番の不調は「疲れやすい」でした。この「疲れやすい」と回答した割合は出産前に比べて約2倍に増加しており、分娩1年後を経過しても約半数の母親が疲労症状を訴えていることが明らかになっています。

 

また、産後の疲労は、出産後の生活状況や心身両面の影響から蓄積し、産後一か月を過ぎると、『身体的疲労』に加えて『精神的疲労感』が高まっていくことが報告されています。いずれにしても、適切な支援がなければ母親は十分な休息や睡眠をとれずに疲労を蓄積しまう危険性が高いことが指摘されています。

 

 産後に疲れをためやすい母親はこんな人!?

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ところで、産後に疲れをためやすい母親には共通の特徴があるのでしょか?これに関しては、産後1か月の産後女性を対象とした調査によって、興味深い結果が報告されています。

 

この調査によれば、産後の疲労感に関連する要因として

 

① 授乳から寝かしつけまでの時間が長いこと

② 出産に満足していないこと

③ 夜間の睡眠が不足していると感じていること

④ 退院後の自己管理が難しいと感じていること

⑤ 子育てのための体力が足りないと感じていること

⑥ 子どもが中心となる生活が難しいと感じていること

⑦ 自分なりの児のお世話のやり方を周囲に伝えられていないこと

⑧ 経済的な不安があること

⑨ 頑張りを認めてくれるなどの評価的サポートに対して不満を感じていること

 

以上、9つの要因が産後の疲労感に関連するとされています。

 

その中でも、「児中心の生活や自身の健康管理が難しいと感じている産後女性」や「自身の評価的サポートに不満感を感じている産後女性」は疲労感が増す傾向があるようです。

 

また、「自分なりの育児方法を周りに伝えられないこと」が産後の疲労感に影響しているといった興味深い結果が示されており、母親のコミュニケーション能力の問題が精神的な疲労感を高めるといった指摘もあります。

 

蓄積疲労を回避するためには、母親が自身の「セルフケア能力」を高めていくだけでなく、「子育てを通して感じている思いを伝える能力」や「児や家族との新たな生活を調整していく能力」を培っていくことも重要であるという知見は注目すべき示唆であると考えます。

 

産後の疲れは「仕方ないもの」ですか?

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産後女性にインタビューを行った海外の調査では、母親の育児体験を「母親は疲労による休息や睡眠への圧倒的な欲求があるにもかかわらず、【わが子がいる人生】や【今の状況】に意味を見出し、【信念】と【強い気力】をもって乳児や上の子の世話を自分なりに対処してやり通している」とまとめ、疲労に屈せずに育児に立ち向かう産後女性の姿を浮き彫りにしています。

 

産後女性の疲労に関しては、世間から「無理は禁物」と励ましがあるものの、その一方では寝不足などの現実的な困難は「子育て中はよくあること」と流されてしまったり、疲労に屈せずに育児をすることは母の勲章であるかのように我慢や妥協を強いられてしまうことも少なくありません。

 

また、母親自身も、心や体の疲れを自覚しているものの、次第にそういった状況が慢性化することで自身の体の変化に鈍感になっています。さらに産後はホルモンの影響によって慢性疲労に気付きにくくなっており、実際感じている数十倍、体は疲れ、神経は消耗しているのにもかかわらず、体調不良になるまで頑張り過ぎてしまう傾向があります。

 

「子育て中はこんなものかな」「寝不足はしょうがない」「母親になったのだから仕方ない」こういった母親の心理状態は「よくあること」ですが、蓄積されていく疲労に対処しないまま育児をしていることは、その後の産後女性の健康状態に大きなリスクを伴うだけであり、対処が必要です。

 

 産後の疲労、ただ寝ているだけでは解決になりません

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これまで紹介してきたように、多くの産後女性が自覚している疲労感。こういった蓄積されていく疲労感に対し、日頃の母親はどのように対処しているのでしょうか。

 

ある企業が行った調査では、疲れの対処法第1位は「しっかりと睡眠をとる」第2位は「お風呂で温まる」第3位は「甘いものを食べる」という結果でした。

 

この結果からも、多くの母親は、体力を温存することを優先して「休む」ことにより疲労回復を望む姿が伺えます。また、「入浴」や「甘いもの」などのその時々の一時的な対処で疲れを癒そうとしていることが分かります。

 

しかし、産褥期を過ぎ、肉体的疲労とともに精神的な疲労感もたまっている場合、休めば休むほど実際はどんどん体力が落ちてゆき、気力も失われてしまうことがあるということをご存じでしょうか。神経ばかりが疲れ、身体は疲れていないといった「運動量の少ない生活」が「疲れやすい身体」を作り、疲労感を増している可能性もあるのです。

 

では一体、疲労感にどう対処していけば良いのでしょうか。これに関しては、身体の内側から「真の体力」を養っていくことが大切となります。この具体的な方法については、「子育てに必要な体力」についてさらに踏み込みながら、次回のコラムで詳しく説明していきます。

 

さいごに

「子供と過ごすの、体力要りますね。疲れているときこそ、体を動かすことが大事です。」

 

「何より問題なのは、自分自身で体力が落ちていることや自律神経が乱れている事に体が悲鳴を上げるまで気づけないという事なのです! うつ病になってしまった方や産後に体調を崩す方、無気力な方も、その最初の兆しは『なんとなく、やる気がないなー。疲れが取れないなー』といった、ちょっとさぼっている、ちょっと疲れたな、そんな感覚なのです。 つまり、一生懸命な方や、まじめな方ほど気づきにくいのです。実は体の内側に来るダメージは、とーっても気づきにくいのです!!」

 

「素直になれるのが一番よね。パートナーに対しても、子供や親に対しても、自分自身に対しても。」

 

一般社団法人体力メンテナンス協会は、理事のこんな熱い思いとともに「産後ケア」の普及に力を注いできました。産後の疲れは主観的なものであるがゆえに、だれもが経験しているはずなのに、その辛さは見落とされがちです。育児は体力勝負ですまずは、自身の身体の変化に気付く感覚を目覚まし、心地よさに貪欲になる姿勢を大切にしていきましょう。

こんな方におすすめです

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    妊娠・出産による
    体調不良にお悩みの方

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    筋肉ではなく
    「体力」を鍛えたい方

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    最近なんだか
    元気が出ない方

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