スタジオレイナパークコラム
あなたは大丈夫?メタボリックシンドローム
「メタボ」といえばみなさん耳馴染みがあると思います。巷では太っていることに対する代名詞のような使い方をされていますが、正しい意味やその怖さ…実はあんまり知られていませんよね。多くの人は他人ごとではない身近な問題なんです。今回はこの「メタボ」についてお話します。
「メタボリックシンドロームとは」
「メタボリックシンドローム」またの名は「内臓脂肪症候群」といわれるもので、複数の症状が重なって表れている状態を指します。内臓脂肪型肥満に加えて①脂質異常、②高血糖、③血圧高値のうちの2つ以上の項目に当てはまるものをメタボリックシンドロームと判断します。それぞれの因子はまだ病気とは言えない状態であっても、重なることで命にかかわる虚血性疾患(主に心筋梗塞)や脳血管疾患(主に脳梗塞)を引き起こすリスクが高まる大変怖いものです。
40歳以上の男性の2人に1人、女性では5人に1人が有病または予備軍だといわれていて、あなた自身が当てはまらなくてもあなたの周りにその危険がある人が本当にたくさんいることがわかります。もはや他人事ではありませんね。
子どもや新生児とメタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームは大人だけの問題ではありません。近年では小児肥満が深刻化し、メタボリックシンドロームとの関連が問題視されています。そこで新たに小児期メタボリックシンドロームの診断基準が設けられ、早期発見・早期予防の取り組みが求められるようになりました。
また、子供の誕生時の出生体重が低い場合に、成人になってからメタボリックシンドロームを発症する危険性が高いことがわかってきました。そのため、妊娠期から低出生体重児出産のリスクを防ぐ生活習慣を持つことが重要視されています。
メタボリックシンドロームに由来する生活習慣病
内臓脂肪が増えることで血糖・血中脂質・血圧を上昇させて、メタボリックシンドロームを引き起こします。すると様々な生活習慣病の原因となります。糖尿病、高血圧症、脂質異常症、虚血性心疾患、脳血管疾患、高尿酸血症などそれぞれ単独でも恐ろしい病気ですが、重複すると命に係わる危険が増してしまいます。これらの恐ろしさは、自覚症状がないまま進行してしまうことにあり「サイレントキラー」と呼ばれます。自分は大丈夫!そんな油断が大変な状況を産むことになります。年齢に関係なく、健康に過ごすために日常生活から見直し、定期的に検診などで専門的に観てもらうことを習慣化させるようにしてください。
メタボリックシンドロームの予防と改善
メタボリックシンドロームの改善のための基本指針は「体重の5%減量」といわれています。そのためには、食事・運動・メンタルヘルスの3本柱が需要です。
日常生活の中で、積極的に体を動かすように心掛け、基礎代謝アップのための無酸素運動と脂肪燃焼のための有酸素運動をバランスよく取り入れるようにします。これにより食事による摂取エネルギーを生活や運動による消費エネルギーで上回る必要があります。食事はただ減らすだけでなくバランスよく、早食い・間食・夜食などの内臓脂肪蓄積に繋がる悪癖を改善する必要があります。また、ストレスの解消も必須条件です。ストレスは食欲を増進させ肥満を招きます。規則正しい生活と十分な睡眠と運動と気分転換が必要です。
家族みんなでバランスボールエクササイズを取り入れてみよう
先述したとおりメタボリックシンドロームのリスクは大人だけでなく子供にまで広がっています。生活様式の変化や生活リズムの変化から、子供のころから生活習慣を見直す必要がある人は年々増えてきています。
スタジオレイナパークのレッスンはメタボリックシンドロームの予防改善に対して高い効果が望める内容となっています。高齢者やお子様にも参加いただけるメニューが多数あり、家族みんなで運動に取り組むことで、健康に対する意識を家族で高めることが出来るとともに絆作りにも有益です。ぜひ、家族皆さんでレッスンに足を運んでください。
こんな方におすすめです
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妊娠・出産による
体調不良にお悩みの方 -
筋肉ではなく
「体力」を鍛えたい方 -
最近なんだか
元気が出ない方