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スタジオレイナパークコラム

産後うつ あなたは大丈夫?

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ストレスメンタルヘルス産後ケア

産後うつ あなたは大丈夫?

現代ママの10人に一人が経験するといわれる「産後うつ」

「産まれたばかりの儚いこの命を守らなければならない」という重責と不安で精神的に追い込まれていく…泣き止まない子供、眠れない、協力者がいない、正解がわからない、子供がかわいいと思えないなど。赤ちゃんを迎え幸せでたまらない時期のはずが、とても苦しい思いをしている人が増えています。このような状況になる理由は何か?さらに予防改善方法についてもお伝えします。

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産後うつとは

産後3週間以降から、酷く憂鬱な気分になり全てにおいて興味や喜びが感じられない状況が続く。このような状況を「産後うつ」といいます。一般的な鬱に比べ不安や焦燥感が強く、相乗も多岐にわたり重症化しやすいことなどが特徴です。

もともと生真面目だったり、自己肯定感が低い、自分を理解してくれる相談相手がいない、などのうつになりやす傾向が強いと産後鬱にもなりやすいといわれています。また、望まない妊娠やパートナーの協力が得られない状況、子供が病気を持っている、緊急帝王切開などの救急措置を受けるなど、状況把握や心の整理が難しい状況ではこの傾向が強くなるといわれています。

すべてにおいてやる気が出ない、赤ちゃんがかわいいと思えない、赤ちゃんのちょっとした変化が不安で仕方ない、自分の育児が正しいのかどうかわからない、眠れない、食欲がないなど。様々な症状があります。悪化すると命を自ら断ってしまう場合もあり、悪化させないためには家族や友人や専門機関のサポートが必須となります。

 

 

産後うつの原因は…

産後うつの原因として有名なのが、産後急激に変化するホルモンです。このホルモンの乱れによりおこる気分障害は妊娠直後から2週間程度で終息します。これを「マタニティーブルーズ」と言います。(前回のコラム参照)それ以降の時期のものを産後うつと呼びます。

産後うつは、ホルモンの影響ももちろんありますが、どちらかというと環境要因や本人の精神的な気質要因の方が大きく影響します。産後は、出産による様々な身体の痛みや不調、育児による精神的負担や睡眠不足などによる疲労などが挙げられます。初めての出産ではわからないことだらけで不安が強くなりやすく、2子以降では、上の子の育児や家事にしっかり休むことが出来ないため身体的な負担が強くなる傾向があります。出産のたびにダメージを積み重ね産後の身体のトラブルは出産回数に比例して多くなります。骨盤底筋や腹筋群などを再度鍛えて正しく機能できるようにしておく、姿勢や体の使い方の悪い癖を直しておくなどのリカバリーを出産のたびに産後しっかりしておく必要があります。また、1人目の出産時にはなんとか一人でこなせていた育児と家事の両立も、第2子出産時では周囲の助けを借りなければ難しくなります。委ねるのが苦手で抱え込んでしまう人はそのような状況にも強いストレスを感じてしまいます。また、核家族化や高齢出産などの要因も産後うつの発症要因となります。このように、産後うつは心身の疲労が大きな要因であることがわかります。

 

 

産後うつの予防改善方法

産後うつの多くはパートナーをはじめとする家族や周囲の人間の理解とサポートにより予防改善できます。産後はしっかりと体を休める、必要なトレーニングを正しい方法で身体の回復に合わせて行う、体力をつけていく。また、それができるように知識を身につけ環境を整える必要もあります。

産後うつを回避するためのキーワードは「ゆるめる」「やすむ」「ゆだねる」の3つです。張り詰めた心や疲労が重なった体をゆるめ、完璧を求めずしっかりと休み、自分だけで抱え込もうとせず周囲に委ねて感謝する。これを忘れないことです。家が少しくらい汚くても大丈夫。自分で出来ないことは無理しないで周囲の人間やサービスに委ねていいんです。心の余裕を保つための努力をして下さい。この余裕がなくなるとうつだけでなく虐待やパートナーとのすれ違いなどにも繋がるため、大切な家族のためにも自分自身を大切にしてほしいと思います。

スタジオレイナパークでは、これらを産前から学べるように「産後を見据えたマタニティークラス」があります。産直後の心と身体の変化について産前から知っておき、周囲の理解を深め、環境を整えておく、トラブルを最小限にとどめる為に身体作りをすることが出来ます。また出産後には「産後トータルケアクラス」が2か月から受講できます。(1か月検診で問題ないと医師から言われていることが条件)6回コースのこのクラスで必要な知識を身につけ、心と身体を段階的に整え、同じような時期を乗り越えている仲間とシェアすることで産後うつを予防するだけでなく、産後も自分らしく人生を楽しむ術を身につけることが出来ます。

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産後うつは他人ごとではありません。あなた自身にもあなたが大切に思っている人にも起こりうる身近な問題です。また産後うつまでいかなくても、「プチうつ」と呼ばれる」軽度の症状はほとんどの人が当てはまるのではないでしょうか?産後うつになる人は自分自身ではなかなか気づくことが出来ないという側面もあります。周囲の人もどうか気にかけてあげてください。その心で救われる人がたくさんいます。産後うつは個人の問題ではなく社会全体で取り組むべき問題です。

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